Lerida

Panama / FullyWashed

レリダ農園/パナマ/フリーウォッシュト

オレンジのような弾ける果実味と、ジャスミンのような
香り、キャンディーやシロップのような甘さと質感

-Profile

品種: ゲイシャ種
栽培地: ボケテ地域 北西部 ロスナランホ地区
農園: レリダ農園 エスプレンドーサ区画(10ha)
標高: 1800m以上
農園主: アモルソ一家
収穫時期: 1月から3月
生産処理: 水洗方式(FW)、天日乾燥

-Story

ゲイシャ種で最近話題のパナマですが、パナマのコーヒーはその甘い風味で日本の消費者に親しまれてきました。コスタリカ国境沿いのボケテ地域は、コーヒー生産で最も有名な地域です。花卉栽培が盛んな同地域は、気候が良く、近年欧米からの観光客が増加しており、レリダ農園など、コーヒー農園内にホテル(ロッジ)を併設しているところがあります。また最近同地域内では宅地化が進んでおり、コーヒー栽培が難しい環境にあります。元来生産量がコスタリカの一か月分といわれ、生産量が少なく、品種、処理方法、マイクロロットなど個性と品質で勝負というのが最近のパナマの傾向です。

レリダ農園は、パナマで最も標高の高い、素晴らしい生産環境に恵まれた農園の一つです。この農園で素晴らしいコーヒーが出来ないわけがないと関係者からいわれていた程です。
2001年のベストオブパナマ品評会で見事優勝、その後数回の入賞を経て、高品質コーヒーを産出する農園として認知されてきました。しかしながら2000年代後半、経営上の問題から品質が低下し、市場から姿を消しました。2011年より新しいオーナーによる経営がスタートし、農業技師を招き、新しい生産体制が始まり、農園内のホテル、レストランもリニューアルオープンしました。
農園内は特殊性気候や条件による違いのあるロットごとに分けられています。エスプレンドーサ区画は、標高が高く(1800m以上)、ゲイシャの発生に最適な条件を備えているため、ゲイシャ種のみを植えました。この10haの区画はゲイシャの理想の地であり、Best Of Panamaのコンテストで多くの賞を受賞しました。
華やかな白い花を連想させる素晴らしいゲイシャフレーバーに加え、明るい酸と甘味のバランスが素晴らしく、まろやかな質感と余韻の長さが印象的です。パナマの地で花開いたゲイシャ種の元来の味わいをお楽しみいただけます。