Ipanema/ B36 Floral

Brazil/ Natural

イパネマ農園 / ナチュラル

風味特性は後日紹介します

-Profile

区画: B36 /北斜面
標 高: 1029~1056m
エリア:リオベルデPremier Cru
グレード:【Gold Edition】スコア87~90 点
面 積: 1.36ha
収穫時期: 2020/6/7【手収穫】
精製 :樹上完熟 ・乾燥 :パティオ38.4 時間乾燥後、乾燥機で72 時間乾燥
栽培地: マンチケーラ山脈(先住民の言葉で『泣く』の意味、水が豊富であることから)
地 形: 『天に届く泣涕する山脈』と呼ばれる程、標高が高く、山々がうねり、水が豊富にある奇跡的な場所
品 種: イエローブルボン種

-Story

Froral/ Gold Edition
風味傾向により商品名を付けたユニークさ
名門イパネマ農園の高品質マイクロロット プロジェクトです。 農園はブラジル南東部にあるマンチケー ラ山脈に位置し、『天に届く泣涕する山脈』と 呼ばれる程、標高が高く、山々がうねり、水 が豊富にある奇跡的な場所です。 今回お届けする『Premier Cru』とは、イパ ネマ農園 リオベルデエリアにて開始された 高付加価値マイクロロット企画です。リオベ ルデエリアの総面積は1,566 ヘクタール、内 604 ヘクタールでコーヒーを栽培し、標高は 900~1360m です。 リオベルデエリアは元々別の農家によってリオベルデ農園として1887 年に開設されていましたが、 2008 年にイパネマ農園に譲渡されました。その後の調査により、他のイパネマ農園のエリアよりもリオベ ルデエリアの方がより生産性が高く、品質的にも優れていることがわかってきました。 その理由は、以前の農園主が土壌を肥沃にするために鶏ふん肥料を惜しみなくこの地に与えてきたこ とが大きい様です。地形的にも、険しい起伏の生産区画があり、作業は困難極まりない一方で、高いとこ ろで標高1310m にも達する場所で整備された区画があることは非常に面白く、品種もイエロー系(ブルボ ン、カツアイ)に分類されていました。 2014~2016 年には多くの知恵、想い、歴史の詰まったリオベルデエリアに秘められた可能性を発掘す るために、ウィスキーやワインからヒントを得、様々な試行錯誤が繰り返されます。 ・品種と標高から熟成曲線を分析し、理想的な収穫時期を見出す ・各区画の最適値で収穫すると、高スコアの品質が実現した ・最適な収穫期間は20 日間続き、それを過ぎると品質は徐々に劣化していった ・最良の乾燥方法を探るため、2000 ㎡のアフリカンベッドと800 ㎡の屋根付きパティオを設け、様々な 技術と方法での自然天日乾燥が試された ・2 タイプのコロンビア製の巨大乾燥機によるテストを実施 32 に分けられ管理された区画のそれぞれに適した品種、顧客の要望に沿った精選方法と乾燥方法を 用い、他には真似できないこだわりの一品に仕上げることに挑戦しております。 特に注目はオリーブ選別機を改良して作ったチェリーの選別機による熟度選別です。 カッピングによりロット評価を行い、格付け、更に風味傾向により商品名を付けたユニークなものです。 品質評価のヘッドはQ グレーダーの重鎮として知られるマネー・アルベス氏です。 その評価に沿って、3 つのカ テゴリーに分類しました。 【Blue Edition】(スコア90 点 以上)/【Gold Edition】(スコア87 ~90 点)/【Black Edition】(スコ ア84~87 点) 今回は、【Gold Edition】よ り【フローラル】をご紹介致し ます。 味わいは上品なで華やか な香りと、ラウンドかつクリー ンで粘性のある舌触りが印象 的です。 【細部へのこだわり】 【建築】精製工場を芸術作品として 作り上げるプロジェクトは、ブラジ ルの著名な建築事務所に委託さ れました。 【工業】精選・選別には、Penagos 社などとパートナーシップにより、 独自に開発された設備でコーヒー を精選・選別する優れた新しい方 法を目指しました。