Limited: Coban Horst

Guatemala / Fully Washed

コバンホースト/グアテマラ/フリーウォッシュト

ハイカカオやヌガーのようなテイスト ホワイトグレープフルーツやプルーンのような果実味

-Profile

品種: ブルボン
栽培地: グアテマラ コバン地域 サンクリストバル地区
標 高: 1650m
年平均気温18°C
収穫時期: 1月から4月
生産処理: 水洗方式(FW)、天日乾燥(ベッド式)

-Story

グアテマラのコーヒー栽培の歴史は、カリブ海(マルティニーク
島)にフランスからもたらされたアラビカ種(ティピカ)が大西洋から同国へ導入されたとされています。
その最初の栽培地がコバン地域でした。
(グアテマラシティから車で北に約四時間)

コバンのコーヒーは主として欧州、特にドイツ向けに輸出されておりまして、日本にはあまり紹介されていませんでした。そして同地特有の湿気が多い気候は、フルーティ、ともすれば発酵系の風味となる傾向があります。
アルタベラパス地域は、グアテマラ市内から北に車で約四時間、古くからコーヒー生産が行われてきた伝統的な生産地域です。
従来同地域は、湿度が高く、特有なフルーティな風味をもったコーヒーが特徴でした。

今回は、コバンでも比較的湿度の低いサンクリストバル地区のホーストさんのゲイシャです。サンクリストバル地区は、コバンの中でも比較的湿度が少なく、特徴の異なる、安定した品質のコーヒー生産地域です。

ホーストさんは 70 代中盤の非常に厳しい、しかし優しいお爺さんですが、高品質コーヒーに対する情熱は今も消えることなく元気に頑張っています。
同地区はレインフォレスト認証を受けている農園も多く、訪れるとその雄大な自然環境に驚かされます。時には鹿、ワシを見ることができます。
またコーヒーの樹と 25,000 本のヒマラヤ杉を始めとするシェードツリーが綺麗に管理されています。

このスペシャルロットは、ブルボン種100%で、予てよりこのコーヒーの持つ、果実の甘みに注目、長年にわたる調達の試みの結果、やっと入手することが出来ました。
日差しが穏やかな森林にあるブルボン種の完熟実を丁寧に収穫、ブラジル式の水洗装置で水洗、発酵工程を経て、グアテマラでもかなり初期にベッド式の天日乾燥を導入し、ゆっくりと乾燥させていきます。
ブルボン種の持つ甘みと果実のような風味、柑橘系酸のバランスをお楽しみ下さい。