YUMEHIRO OGINO
BREW GUIDE
Aug 2, 2025
古くなったコーヒーを美味しく淹れるには?
いつもベストで飲み切れるわけではない
オブロスでは、"飲み頃"の期間をご案内しており、その期間(焙煎日からおおよそ2-4週間)にお召し上がりいただくことを推奨しています。
しかし僕たちは、コーヒーを中心に日々を過ごしているわけではありませんから、気付いたら飲み頃を過ぎてしまった。なんてことはよくあります(僕でさえあります)
今回は、そんな買ってから日数が経ってしまったコーヒーでも、もともと感じられた美味しさに近づける秘訣をお伝えします。
オブロスのコーヒーでなくても、気をつけるポイントは近いので、もしお手元に古くなったコーヒーがあったらお試しくださいね。
- "古い"の定義
- レシピと気をつけるポイント
- ハンドドリップ以外の応用編
- 編集後記
"古いの定義"
ちなみにこれは、ハンドドリップなどの入れ方の場合であり、エスプレッソなど他の淹れ方ではまた考え方が異なります。
今回は、ハンドドリップで飲む際に、焙煎日から60日を過ぎてしまったコーヒーでも美味しく淹れるための方法です。
レシピと気をつけるポイント
Aprilドリッパーを使用したレシピです。
(Hario V60やOREAなどであればもう少し挽き目を細かくしても良いです)
・コーヒー豆:15g
・湯量:250g
・粒度:粗挽き(コマンダンテで30クリック)
・湯温:85度前後
手順1:コーヒー豆を粗挽きで挽きます。この時、"チャフ"と呼ばれるコーヒー豆の薄皮がある場合は軽く息を吹きかけて取り除いてください。
手順2:沸騰したお湯を2-3分冷ますor常温の水を少量入れる(いつもよりも温度を下げることを意識してください)85度前後が良いです。
手順3:250gのお湯を30秒ごとに5回(各50gずつ)に分けて注ぐ
手順4:お湯が引いたらすぐにドリッパーを外す


1.粗挽きで挽く
2.湯温を下げる
3.注湯回数を増やす
普段のOBROSのレシピであれば、2-3回に分けて注ぐことが多いです(Aprilドリッパー)
古くなってしまうと抜けが早いため、薄くなり過ぎないようにするには注湯の回数を増やすことでカバーできます。
ハンドドリップ以外の応用編
熱を加えない淹れ方なので、ネガティブな味が出にくく、甘さを際立たせることができます。
もし、ホットが良ければフレンチプレスやクレバードリッパーなどの浸漬式の抽出器具を使うのもおすすめです。
編集後記
実は、"飲み頃を止める"魔法(笑)もあるのでそれはまたどこかでご紹介できればと思います。
今回使用したウォルカサカロはこちら